注文住宅の失敗しない間取りとは?間取りの決め方まとめ

家を新築する時に「何よりも重視する」「絶対に失敗したくない」のが「間取り」ではありませんか?自分たち家族が笑顔で楽しく、快適に暮らしている場面を想像しながら間取りを考えるのはとても楽しい時間ですよね。あまりに悩みすぎて楽しいはずの時間が苦痛になってしまっている人も実は少なくありません。間取りは家を建てる中で一番時間をかけるという方が圧倒的に多い項目です。たくさん悩み抜いて決めた間取りは快適な暮らしを生むだけでなく、家に対しても愛情が芽生え、生涯大切に住み続けたいと思えるマイホームになります。その一方、「あぁすればよかった…もう一度やり直したい。もう住みたくない」と、間取りの失敗を後悔し続ける方もいらっしゃいます。それだけ「間取り」は家を建てる上で欠かせない、失敗したくない項目なんです。

注文住宅で間取りがなぜ大事か?

家を新築する時になぜ間取りが大切な要素になってくるのでしょうか?それは、家の住みやすさに直結してくる事だからです。「テレビの前を家族が行き来してゆっくりリビングで過ごせない」「コンセントが遠くて置きたい場所に家電が置けず延長コードをたくさん利用するはめになる。」など、1つ1つが小さなストレスであっても、毎日何回も繰り返されることで大きなストレスになります。家はどんな場所よりもホッと安らげてゆっくり過ごせる場所であってほしいものです。家事や家族の行動がストレスになってしまっては、せっかくの家が台無しです。家族全員がストレスなく快適に過ごすには、間取りは家の要であり無視する事はできないのです。

間取りの決め方・考え方

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採光・通風・動線・広さ・方位など間取りに気になる項目はたくさんあります。どの部屋も希望通りの環境になる間取りが一番理想ですが、限られた面積の中で全てを叶える事は困難です。そのような時は、「自分たちにとって何が一番優先すべき要素なのか」「新しい家でどんな暮らしをしたいのか」をしっかり家族と話し合い、書き出していきましょう。

「カーテンを閉めなくても人目が気にならないリビングがいい」「家族が毎日顔を合わせるようにしたい」など希望している事はもちろん、「玄関とトイレがすぐ近くて嫌」「駐車場から家まで濡れるのが嫌」など今まで住んできた家の嫌だった部分も書き出すと、何にストレスを感じているのかもわかり、より具体的にどんな暮らしが自分たち家族にとって快適なのかが見えてきます。その中から自分たち家族で決めた優先順位に沿って決めていく事が間取りを失敗しないためのとても大切な鍵になります。人によって大切にしているもの、ストレスを感じる部分は違います。ペットがいるいないでも間取りは大きく変わってくる場合もあります。他人にとっては住みにくそうと思われる家でも自分たち家族にとって快適であれば問題ありません。反対に、他人の家を意識しすぎて自分たちの生活に合わない間取りにしてしまうと、住みにくい家になってしまいます。これから建てる家は誰かのためではなく、自分たちが快適に生活を送るためのマイホームなのですから、自分たち家族が大切にしたい事は何なのか、どんな暮らしをしたいのかをしっかり明確にしましょう。

間取りで失敗しないためには?

これから具体的に間取りを決める際に注意するべき箇所をご紹介していきます。何となく優先順位が決まったけれど、具体的に配置する際にどんなところに注意するべきかわからない方は是非参考にしてください。

収納

収納は「広い方がいい」「たくさんあればあるほどいい」というものではありません。無駄に広い収納は部屋を狭くするだけでなく使いづらくなる場合もあります。例えば、キッチンのパントリーなどに奥行きを出しすぎると奥にある物の存在を忘れたり、必要な時にさっと取れないのでストレスになります。そして物には物の居場所があり、使用する場所の近くに収納できるようにする事を基本に配置しましょう。特に上着やカバンなどついつい置きっぱなしになりがちな物は玄関にクローク、リビングに収納スペースを設けるなど生活動線を考えて設置しましょう。現在家にある荷物の量と種類を把握し、どこにどれを収納するのか、どのくらいのスペースが必要なのか書き出すとよくわかります。

・物を使用する場所の近くに収納場所を設けているか

・よく出し入れ、使用する物はすぐ手が届く場所に収納できるか

・収納の奥行き・高さ・幅は収納するものに合っているか

・家族が増える予定がある場合、その人数分の収納も確保しているか…など

配線の位置

コンセントやスイッチの位置を失敗してしまう例が多くあります。「外出する時廊下の電気を消したいが遠くて靴を脱ぐ必要がある」「キッチンのコンセントが少なくてキッチン家電をコンセントのある場所まで持っていかないといけない」など様々です。どの部屋でどんな生活を送るのか家族の生活動線を意識して配置しましょう。

・外出時や帰宅時・就寝時に照明スイッチがすぐ近くにあるか

・家具に隠れてコンセントが使えなくならないか

・季節家電も含めたキッチンの家電数に合ったコンセントの数があるか

・ドアを開けてすぐスイッチを触れるか…など

広さ

「掃除しやすいようトイレを広くしたがトイレットペーパーが取りづらい」「和室を小さくし過ぎて客人が来ても使えない」など部屋は広すぎても狭すぎても使い勝手が悪くなってしまいます。また、1つの部屋を大きくすると、その分他の部屋を縮小せざるを得なくなるのでバランスをしっかり考えましょう。

・キッチンの通路幅はキッチンに立つ人数を想定した幅にする

・ライフスタイルの変化に対応できるか

・LDKを優先しすぎて玄関や洗面所が狭くなりすぎていないか

・人とすれ違う通路はぶつからない幅であるか

・家具を置いても周りに余裕はあるのか…など

窓とドア

間取りで見落としがちなのが「窓」です。窓は採光・通風はもちろん、近隣の家と「窓to窓」になっていないか気を付けましょう。また、玄関を開けたらリビングが丸見えなどドアの配置にも注意が必要です。窓からの採光は季節により大きく変わってきます。自分たち家族のライフスタイルを考慮して間取りを設計してもらいましょう。

・隣家と窓やドアの位置が向い合わせになっていないか

・部屋のドアを開けた時、別の部屋から丸見えになっていないか

・窓は直線で通風が取れているか

・自然光が眩しすぎたり西日が入りすぎないか、逆に暗すぎないか…など

他にもバルコニーの奥行き、室内の暑さ寒さ、ニオイなど気にしたい項目はたくさんあります。自分の家に反映できる、できないは設計士さんにお任せして、とにかく気になる事は言い忘れがないよう書き出しましょう。「庭でBBQがしたい」「バイクをメンテナンスする場所がほしい」など間取りに影響してくる事は最初に伝えておきましょう。

おすすめの間取りの事例

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こちらの間取りは玄関からパントリーを通りキッチンまで行けるようにしてある間取りです。キッチンの横にランドリー、洗面所など水廻りが集約されておりとても家事がしやすく考えられています。家事動線上で回遊できるのがポイントです。2階にあがる時もリビングを通るので子供と毎日顔を合わせる事もできます。ほとんど廊下を設けていないので面積を有効活用できており、コンパクトながら適材適所の収納があるのも嬉しいですね。

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こちらは広い平屋の間取りです。家の中心に中庭を設けることで採光・プライバシー・セカンドルームにいる子供たちの様子も見る事ができます。回の字の間取りは全ての部屋に窓をもうける事ができるので採光・通風に優れています。また、寝室からウォークスルークローゼットを通りランドリーまで行け、その先にバスルームまである動線は洗濯動線がとても楽です。パブリックスペースとプライベートスペースが玄関から左右に完全分離している事で親しい友人が来ても他の家族が気を使うことなく過ごす事ができます。玄関入ってすぐ和室を設けている部分もあらたまったお客様を招く場面が多い家庭では活躍します。リビング端にスキップフロアのキッズコーナーなど横の空間だけでなく、縦方向にも空間を楽しく使っています。ここまで大きな家を建てるのは予算的にも難しいと思いますが、散りばめられたアイデアを要所要所で取り入れてみるのもいいでしょう。

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こちらの間取りはクローゼット・サンルーム・洗面・お風呂が一直線の間取りです。洗濯動線はもちろん、外から帰ってきてすぐに荷物や服を2階まで持っていかなくても1階のクローゼットにしまう事ができるので部屋が散らかりません。和室ほどのスペースはいらないけれど、ゴロっと横になりたい時に便利な畳スペースも面白いですね。また、都会では近場にスーパーが点在しているのであまり大きなパントリーは必要なく、この間取りほどのパントリーで十分な事が多いです。2階も全ての部屋に収納がついており、子供部屋を将来仕切るようになっていて家族5人でも窮屈なく暮らせる間取りです。

まとめ

いかがでしたか。建築基準法や建物の工法によっては、したくてもできない間取りもありますし、土地の形状や近隣環境により希望している間取りがその土地には適さない場合もあります。専門知識の乏しい営業などが設計まで担う会社などは、「ドアの開閉時のぶつかり」や「トイレの位置」など、生活に直結する部分に支障をきたす間取りを提案してくる場合もあります。自分たちに知識がないまま間取り図を見せてもらっても「どこが悪いのか」「どう変更できるのか」「その間取りは暮らしやすいのか」判断できずにそのまま竣工を迎えてしまう事もあります。そういった事を避けるためにも、施主自ら家について勉強しておく事を強くおすすめします。勉強しておく事で、設計者も思いつかなかったアイデアを自ら提案して今まで以上に素敵な間取りができあがるかもしれません。また、自分たちの話にしっかり耳を傾けて間取りに反映してくれ、アドバイスや提案がある信頼できる建築会社を見つける事も間取りを失敗しないための近道です。

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