スタッフ紹介

江草千尋(大工)
女性大工の仕事をきわめていきたい!
大工の道に進むきっかけの1つが2011年の東日本大震災発生後に参加したボランティアでした。派遣先の南三陸に到着して目にした光景は衝撃的で、倒壊して基礎がむき出しになった住宅を見て「家の修復ができたら」と強く思いました。当時は広島の大学で栄養学を専攻していましたが、家づくりの「何か‘」に関わっていきたい思いが芽生えたのはこの時でした。

建栄での仕事は、ワーキングホリデーで滞在していたオーストラリアから会社にメールを送ったのが始まりですね。入社当初は現場に出て、東京建築カレッジで学ぶ生活。ちなみに学校では20数人いる同級生の中で女性は4人でした。

普段から大切に思っているのは、女性ならではの大工をきわめていきたいということです。転機となったのは、二世帯住宅に半年間、耐震工事で入った時のこと。毎日出入りしていたのでご家族の方とすっかり顔なじみになりましたが、工事の最終日に30代の息子さんから「女性が現場にいてくれてよかった」と言われました。どうやら家の周囲の掃除や、塗装作業の時はにおいがこもるのでご家族のお留守に作業を行えるよう、スケジュールをきめ細かく調整したことを喜んでくださったようです。現場を離れる日にはご家族総出で見送ってくださいましたね。

女性は体力という面では男性にはかないません。仕事柄、重たいものを持つのは慣れていますが、限界もあります。けれど、この耐震工事の現場での経験を通じて「女性の大工として、できることを丁寧に行っていく」というヒントをいただいたような気がしますね。手道具が好きで、加工場ではカンナなどを使って木を加工しますが、いつかはその材料を使った、女性らしく、あたたかみのあるモノを作っていきたいと思っています。

仕事を離れると、小学校から親しんでいるバスケットボールの社会人サークルに参加して汗を流します。とにかく、昔から体を動かすことが好きなんですよ。今、興味があるのはヨガのなかでもハードな部類のアシュタンガヨガ。かなりリフレッシュできそうな気がして(笑)。

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